- かせん
- I
かせん【佳饌・嘉饌】立派な料理。 ごちそう。IIかせん【加線】五線譜で, 五線の上下に引く短い線。 五線の範囲では書けない高音・低音を表すのに用いる。IIIかせん【化繊】「化学繊維(カガクセンイ)」の略。IV
「~のシャツ」
かせん【寡占】少数の大企業が産業を支配しながら互いに競争し合う市場構造。 完全競争と独占の中間的形態。 企業は市場価格を左右する力をもち, 互いに他社の反応を考慮して行動するという特徴がある。 オリゴポリー。→ 独占→ 完全競争Vかせん【戈船】ほこを積んだ戦闘用の船。 軍(イクサ)船。VIかせん【架線】(1)電線などを架設すること。 また, その電線。(2)電車に動力用電力を供給するために, 線路上方に張る電線。 鉄道関係者は「がせん」という。VIIかせん【歌仙】(1)和歌に優れた人。「三十六~」
(2)連歌・俳諧で, 長句と短句を交互に三六句連ねたもの。 懐紙二枚を折って用い, 一折目(初折)の表に六句, 裏に一二句, 二折目(名残の折)の表に一二句, 裏に六句書く。 芭蕉以降盛んに行われた。→ 百韻VIIIかせん【河川】大小さまざまの川の総称。IX「~の氾濫」
かせん【河船】河川を航行する船。 かわぶね。Xかせん【火戦】銃砲で行う戦い。 火兵戦。XIかせん【火箭】(1)火矢(ヒヤ)。(2)空中に打ち上げ, 彩火・彩煙・音響を放たせて信号とする, 艦船の火具。XII「~信号」
かせん【火線】直接敵と射撃を交える最前線。XIIIかせん【火船】(1)藁(ワラ)や薪(マキ)などを積んで火をつけ, 風上から流して敵船を焼き討ちにする船や筏(イカダ)。(2)〔「火輪船(カリンセン)」の略〕汽船。XIVかせん【花仙】(花木録「以海棠, 為花中神仙」より〕 海棠(カイドウ)の異名。XV「~の姿置きあげに/浄瑠璃・嫗山姥」
かせん【花氈・華氈】花模様のある美しい毛氈(モウセン)。XVIかせん【華箋】相手の手紙を敬っていう語。XVIIかせん【貨泉】中国, 新の王莽(オウモウ)が14年に鋳造した円形方孔の銅銭。 「貨泉」の二字がある。 日本でも弥生(ヤヨイ)時代の遺跡から出土。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.